学校に通って保育士を目指す

保育士として仕事をしていくためには、まずは国家試験に合格をして免許を取得する必要があります。

保育士となるためのルートは大きく2つがあり、学校に通って養成課程を修了するという方法と、年に2回の保育士国家試験を受験して合格するという方法です。

参考⇒保育士になるには

現在保育士として活躍をされている人のほとんどは養成課程のある学校を卒業しており、資格を取得することにより新卒として就職をしています。

保育士養成課程のある学校は全国にあり、大学、短大、専門学校などから選ぶことが可能です。

養成課程は厚生労働大臣によって指定をされており、認定校であれば卒業と同時に保育士免許が得られます。

学校で学ぶ保育士養成課程は最低で2年間(夜学、通信の場合は3年間)となっており、その間に専門科目として福祉、保育教育、心理、保険、家政、保育内容、基礎技能の7項目を受講します。

大学や3年以上の養成課程においてはその他にも教養科目として外国語などを習うこともあり、同時に幼稚園教諭の免許が取得できるカリキュラムになっていることもあります。

十分に学習に時間をとることができるのであれば、実習などもある通学で免許を取得するのが望ましいでしょう。

通信教育で勉強する等の方法

近年の保育士人材の不足を受けて、保育士免許を取得する方法として直接国家試験を受けるということもできるようになりました。

試験は2016年度より年に2回に追加されており、それぞれの都道府県知事の管轄により試験スケジュールが組まれます。

ただし試験を受けるためには一定の受験要件があります。
いくつかの条件がありますが代表的なものとしては、学校教育法における大学を卒業していることや、大学卒業をしていなくとも2年以上在籍をしており、かつ62単位以上修了していることなどです。

他にもいくつかの条件があるので、受験前に自分が適合しているか確認をしてみてください。

卒業見込みであっても受験をすることができますので、大学や短大などで保育と関係ない専攻をしていても試験を受けることが可能です。

保育士試験に合格するための学習方法として通信教育がおすすめです。
通信講座は、ユーキャンやヒューマンアカデミー、四谷学院など大手企業で保育士講座が開講されているので、それらを利用することで毎年の傾向から保育士試験の対策をすることができます。

通信教育以外にも独学でテキストを購入して勉強する方法もありますが、保育士試験の合格率は10~20%程度とかなり低い数値ですので、通信講座で効率的に学習をしていかないと簡単には合格することはできません。

通信講座を選ぶ時には国家試験の合格実績が公表されているのでそれらを参考にするとよいでしょう。

カテゴリー: 保育士の資格