保護者からモテる男性保育士
男性保育士がいる保育所が珍しくなくなってきている現在、これまでになかったような反応が保育所内で見られています。
保育業界で勤務をする人の大半は20~30代前半の若い保育士ですが、子供を送り迎えに来る母親にとっても同年代くらいになります。
そこで子供の扱いに慣れた男性が相談に乗ってくれるということもあってか、かなり人気のある男性保育士さんもいるようです。
喜ばしいことではないのかもしれませんが、自分の家庭で夫があまり積極的に家事や育児に参加をしてくれない母親にとっては、親身になって子供の相談に乗ってくれる男性保育士さんはかなり好意的に映るのでしょう。
場所によっては園のアイドル的な存在になっている男性保育士さんもいるほどです。
特にシングルマザーで子供を育てているお母さんにとっては、心理的な支えになってくれる男性保育士さんの存在はとても大きなものに感じることでしょう。
未婚の女性にとっても家庭的な男性ということで、付き合ってみたいと感じることは多くあるようです。
社内恋愛になりやすい
男性保育士の職場では、自分以外は全て女性ということも少なくありません。
保育士における男性の割合は約2~3%程度とされているので、大きな保育所でも男性保育士はいても1人がせいぜいというところでしょう。
女性が大半の現場であり、かつ長時間拘束をされがちな保育士の職場では出会いも少なく、同年代の人同士で恋愛関係になるということもよくあります。
実際に職場結婚をする割合も他の業種よりも高いようで、お互い子育てについて意見を交換しているうちに気持ちが一緒になっていくことがきっかけになっています。
学生時代はさっぱりモテなかったというような男性が、保育士として勤務を始めた途端にモテモテになったなんていうこともあるくらいなので、家庭的な男性ということで結婚相手として意識されるチャンスは多いのです。
それと保育士という仕事をしていくときには、キャラクター製品や子供向けのグッズなどに囲まれていることから、若い男性がそうした可愛らしい服装をしているというギャップにぐっとくるということも、男性保育士が持てる理由の一つです。
普段はそうした可愛らしい服装をしているのに、仕事で力仕事が必要になったときに見せるふとした男性らしいたくましさもまた、一緒に勤務をする女性同僚にとってよい印象になるのでしょう。
ただし周りは女性ばかりということもあって、ちょっと人間関係がこじれたときに一方的に悪者役を押し付けられてしまったり、不倫騒動に発展してしまったりということもあります。
恋愛や結婚を意識することはよいのですが、それが元で職場の混乱にならないよう十分に気をつけたいところですね。